次に、本演習問題の本来の最適化をセットアップしてみます。
1. 用意するファイル
任意のフォルダに以下のファイルを保存します。PARAMETER.k は Single Caseで使用したファイル
を使ってください。lsopt 設定ファイルも single.lsoptを利用します。
PCT2.k:振り幅2% PCT6.k:振り幅6% PCT10.k:振り幅10%
2. BaseLine 解析結果確認
pct2.k, pct6.k, pct10.k をそれぞれ手動で実行し、応力ひずみ線図と実験値の比較です。
3. LSOPTUIによるマルチプル解析ケース設定
lsoptui で single.lsoptを読み込み、右下タイトル欄をダブルクリックして、Desciptionを変更
ファイル名を multi.lsoptとして一度保存
解析ケース名を区別しやすくするため、Stage1 を PCT2 に変更
解析ステージの追加。名称をPCT6 とする
PCT6が追加された。同様にPCT10も追加する。
PCT10まで定義された状態
PCT6をダブルクリックして、Setupを設定
Historiesタブで、応力名S6、ひずみ名E6、応力ひずみ線図名SSCURVE_PCT6 を指定。
PCT10についても、Setup, Historiesを設定する。
Hisoriesについては、Copy, Pasteが使える。PCT2からCopy, PCT10へPaste, リネーム
PCT10 Histories
Compositesをダブルクリックして、CurveMatching2(=PCT6), 3(=PCT10)を追加する
Optimizationをダブルクリックして、目的関数を2個追加
Weightは3ケース共同じ値であるが、大事にしたいケースがあれば値を大きくする。
以上でマルチケースの設定は完了。multi.lsoptをSaveして、BaseLine RUNを行い、正常実行する
ことが確認できたら、Normal Run で最適化計算を行う。
実行中の Progressウインドウ
4. 最適化解析結果確認
LSPPで表示した3ケースの最適値と、実験値との比較を示す。