LSDYNA R7.0から入力データを暗号化する機能が用意されている。
暗号化には、GnuPGを利用する。
GnuPGは、最近のLinuxなら標準で搭載されているらしいが、Windowsの場合は
GnuのサイトからWindows用バイナリ gpg4win-バージョン.exe の入手、インストールが
必要となる。
https://www.gpg4win.org/
インストールが完了したら、以下の準備作業を行う。
% lsdyna.exe pgpkey
実行した場所に lstc_pgkey.asc というLSDYNA入力ファイル暗号化キーファイルが作成される。
<ファイルの内容の一部>
LSDYNA暗号化キーファイルの登録 : gpg2 –import lstc_pgkey.asc
これは、一度行えば次回からは必要ない。
LSDYNA入力データの暗号化 :
gpg2 -e -a –rfc2440 –textmode –cipher-algo AES –compress-algo 0 -r 0x65AEC0AE input
INPUTは、LSDYNA入力ファイル。test.key なら、test.key.asc というファイルが作成される。
test.key.ascをエディタで開いてみる。
LSDYNAの実行: i=入力データの箇所に、.ascファイルを指定する。
% lsdyna i=test.key.asc 他オプション……
注意) INCLUDE
INCLUDEを含む入力データには使用できない。INCLUDEされるファイルには使用可能。
例) *INCLUDE
test.inc.asc