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LSDYNA 接触解析結果のコンター表示

2014 年 11 月 19 日 by yo yamgatta

LSDYNAにおける応力・ひずみ等の解析結果は、”D3PLOTファイル” に保存され、LSPREPOSTでコンタ表示等を
行うことができる。しかしながら、接触の結果(接触力、圧力等)は、アスキーファイル出力のみで、グラフ表示しか
出来ず、コンタ表示するには、アスキーファイルを読んで自分で何とかするしかなかった。
D3PLOTのファイル内容を見ると、接触に関する情報は一切入っていない。このファイルに接触の結果も追加して
くれれば良さそうなものだが、大人の事情か、そうもいかなかったようで、971後期に ”INTFORファイル” が追加された。

INTFORファイルを使って、接触力などの結果をコンタ表示する方法を以下に紹介する。

1、接触定義 SPR & MPR in *CONTACT_**

接触解析結果を出力したい接触ペアの SPR & MPR  を 1 にセット。これを忘れると出力されない。

intfor_input

2、INTFOR出力間隔と、出力情報の指定

*DATABASE_EXTENT_INTFOR : 間隔。通常はD3PLOTと同じにする。
*DATABASE_EXTENT_INTFOR: 全てデフォルト(全てセーブ)で良い。
  最後の変数 ieverf=1 とすると、出力毎にファイルが更新( intfor01, 02,,,,) される。

intfor_database

3、実行時引数 s=ファイル名  を必ず指定する。

例)
% lsdyna i=test1.k  jobid=contact_out s=intfor

出力されるINTFORファイル名は、contact_out.intfor, contact_out.intfor01, 02,,, となる。

この指定を忘れると、INTFORは全く出力されず、がっかりすることになる。
LSDYNAの実行が始まると、INTFOR出力が確認できる。
もし intforのメッセージがなかったら s=ファイル名 の指定忘れである。

(Implicit解析での例)

intfor_message

4. LSPPによるINTFOR表示

LSPPを起動して、Open Binary-Plotで INTFORを選択する。
ここでは、昨日紹介した、モルタルコンタクトの例を使用して紹介する。

(1)表示セレクション

AUTOMATIC_SURFACE_TO_SURFACE  (接触ペア2組)
モデルが表示されると、色設定がD3PLOTの場合と異なっているため、奇異に思える。
これは接触ペア毎に色設定されているためであり、マスター・スレーブの確認が容易である。

auto_s2s_all

ペア1のみ表示

auto_s2s_pair1

ペア2のみ表示

auto_s2s_pair2

これに対して、AUTOMATIC_SINGLEの場合は、全体で接触ペア一組しかないので、こうなる。

auto_single

(2)結果表示

FriCompで成分を選んで表示するのみ。通常の操作と変わらない。

resultanto_cforce

表示できる変数を示す。

result_fring_comp

 

 

 

 

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