Inel Core i7は、オーバークロックが容易らしい。BIOSの設定を少し変えるだけ。
簡単にできそうなので、自分でもトライしてみることにした。
注意:オーバークロックを行ったマシンは、各メーカのサポート対象外となります!
オーバークロックの試験は、自己責任で楽しんでください。
今回オーバクロックのターゲットマシンは、最悪壊れてもいいかということで、2010年夏
に購入した Core i7 980X ( 6core, RAM 24GB )とした。
先ずは、標準状態で、いつものneonモデルを実行して基準値とする。
待ち時間を短くしたいので、Termination Timeを 1/5に設定して実行する。
単精度SMP版4CPU使用(133*25=3.33GHz):406s
マシンを再起動して、BIOS設定画面へ。今回は赤丸で示した箇所を触ってみた。
① BCLK を 133 から 151 へ
(151*25=3.76GHz):364s、 OK
② BCLKを 更に上げて 160に設定
(160*25=4.00GHz):計算が途中でこける。数回やったが同じ。NG
③ BCLKは151に固定し、倍率上げてみる。最初は 25から26に変更
(151*26=3.93GHz):354s、OK
④ 倍率を27に変更
(151*27=4.08GHz):347s、OK
⑤ 倍率を28に変更
(151*28=4.23GHz):計算開始後少しすると落ちる。久々のブルーバックだ。
3回やってみたが全て同じあたりでブルーバックとなる。
これ以上の組み合わせは、壊しそうなので諦めることにした。
④の設定で普通に使えそうだが、安全サイドを採用し、③の状態で固定した。
Neonモデル(フル時間)の計算結果比較 (単精度、SMP 4CPU)
Core i7 X980 3.33GHz : 2321s
Core i7 X980 3.93GHz : 2119s (約10%高速だが、クロックアップ率には届かず)
以下は参考
Core i7 4960X 3.6GHz : 1602s
Xeon E5 1660v2 3.7GHz : 1553s