前回は陽解法でのベンチマークを行った。
今回はANSYS陰解法での測定結果を紹介する。
はじめに、マシンスペックを復習すると
Xeon-E5 1660V2 3.70GHz 6core RAM 128GB
Core-i7 4960X 3.60GHz 6core RAM 64GB
ANSYSバージョン:ANSYS14.5
問題1
静解析 465,000節点 417,000HEX8要素
計算終了までの経過時間
Xeon-E5 : 11,337s (ANSYS使用メモリ20GB)
Core-i7 : 11,117s (ANSYS使用メモリ20GB)
問題2
固有値解析 712,400節点 592,000HEX8要素
計算終了までの経過時間
Xeon-E5 : 10,650s (ANSYS使用メモリ69GB)
Core-i7 : 31,740s (ANSYS使用メモリ40GB)
結論:問題サイズが大きくなると、大メモリによる効果は大きかった。
担当者によると、問題2は24GBのマシンでは3日以上要していたらしい。
陰解法を主として使用するなら、クロックを落としてでもXeonを選び
できるだけメモリを沢山積むのが正解だと思う。