現在借用中の、Xeon Platinum 8170 + NVIDIA TITAN V 機でANSYS 19.2線形解析のテストを行いました。
以前のANSYS Mechanical APDLでGPUオプションを使用するには、別途ライセンスが必要でしたが、
最近では、CPU数を1個減らせば、代わりにGPUを1個使えるように変更(改良?)されたようです。
手持ちのライセンスはAPDL標準、使用できる最大CPU数は4までなので、
(1) SMP 4CPU, GPUなし
(2) SMP 3CPU, GPUなし
(3) SMP 3CPU, GPU使用
の3ケースをGPUオプション使用可能な3タイプのソルバについて試してみました。
テスト問題 - Adventure Projectが公開しているパンテオンデータをANSYS用に変換して使用
2M Nodes, .3M Tetra10, Linear Static Analysis.
注意)ANSYSは、”認定されていないGPU" "ANSYSより新しいGPU” を使っている場合、
「このGPUは対応していません」
これを避けるには、環境変数 ANSGPU_OVERRIDE=1 を設定しておく必要があります。
測定結果 - 全てのソルバタイプにおいて、4CPUよりも 3CPU+1GPU(黄色)の方が高速