LSPREPOSTでは、ひずみ速度の表示が簡単にできる。
Post – FriComp – S.Rate – 成分
を選択するだけだ。
LSTCのエンジニアによると、現在のS.Rate計算方法は形状と節点速度から計算されているらしい。
多分、以下の様な方法だと思われる。(D3PLOTにStrainを保存しなくてもS.Rateは表示可能)
この方法は、以下の様な場合には推奨できないようだ。
・シェル要素では???
・要素が殆ど塑性状態となった場合
・塑性ひずみ成分に分離して見たい場合
では、どうすればいいかというと、
(1)コンタ表示で見たい場合、保存間隔 dt をできるだけ小さくして、2ステップの差をdtで割る。
以下に手順を示す。
① 注目する変数をコンタ表示する。
② POST – STATE – メニューを開き、Fringe Rateをチェックする。
チェックした瞬間、値が変わり、左上タイトルが “Contours of Rate Change in 成分名” となる。
この方法であれば、全ひずみ以外の成分にも適用できる。以下は、塑性ひずみでの表示例
(2)最適な方法:注目要素のヒストリファイルからヒストリプロットを作成して微分する。
以下がその手順(binout – elout を使用した例)
①注目要素変数のヒストリ表示
②dt で微分する