前回実行した、Curve Mapping Multiple Case を使って、lsopt をLinux上で実行する方法を紹介する。
LSOPTuiは、Linux上でも使用できる。GUI環境が使えるならが以下の操作は必要はない。
1.LSDYNA実行パスの変更
LSDYNA実行アイコン PCT2,6.10をダブルクリックしてソルバ実行コマンドをLinuxで使用する
コマンドに変更する。 変更した状態を 任意のファイル名.lsopt として保存する。
例) Save as “project.lsopt”
2.Archive LS-OPT Database
Tools – Archive LS-OPT Databaseメニューを開く。Include History.x ボタンをチェックしてCreate.
作業場所に lsopt_db というファイルが出力される。これを project.archive.lsopt にリネームする。
現在2個のlsoptファイルが存在している。
project.lsopt : ジョブ実行と最適化計算
project.archive.lsopt : 最適化計算終了後のアーカイブファイル作成
3. 作業フォルダごとLinux上にコピーする
4. Linux上にLS-OPTインストール
使用OSに適したlsopt_5_2_1_x64_OS名.tar.gz を任意の場所に保存、解凍、展開する。
パス名 /任意の場所/LSOPT_EXE 下に実行モジュールが存在しているので、パス変数に追加する。
lsoptui – GUI版起動コマンド
lsopt – コマンドライン版起動コマンド
5. Linux上でLS-OPT実行
% lsopt project.lsopt
ジョブ実行状況はテキスト形式で表示される。
実行終了
6.全解析結果のデータをひとつに纏める
% lsopt project.archive.lsopt
lsopack_h.tar.gz ファイルに全解析結果が纏められる。
このファイルを Windows上に転送して解凍すると
”lsoPack”
フォルダ以下に全てのデータが展開される。
project.lsoptファイルも含まれているので、ここでLSOPTUI を起動してポスト処理を行う事ができる。