LSDYNA 複数ジョブ同時実行によるオーバーヘッド « ACS NEWS

LSDYNA 複数ジョブ同時実行によるオーバーヘッド

2016 年 11 月 1 日 by yo yamgatta

CentOS7 搭載機、先週もう少しの所があると書いたが、その後
FireFoxでダウンロードできない
 ユーザIDを作り直したら問題は解決した。最初にGUIで適当に作ったのがいけなかったか?
・モニタスピーカから音が出ない
 放置中・省電力モードになると、モニタスイッチを入れ直す必要がある
 単純なのだが、問題はモニタスイッチが非常に押しにくいことだ。

mon_swtch_img_6971

ON→OFFは光っているからまだいいのでが、OFF→ONは非常に押しづらい。
これは、モニタ本体の省電力をDisableすることで解決できた。

先週は、LSDYNA R901での性能測定結果を紹介した。
ベンチマークは必ず、シングルジョブでの実行としている。しかし実際の運用においては複数ジョブ
を実行したくなる場合も多い。ここでは、SMP, MPP版それぞれにおいて複数ジョブ実行により
どれくらい実行時間に影響するか調べてみた。

・SMP版
 4CPU 単独実行 1,401s 
  4CPU*2 job実行  1,602s   約14%増加
  8CPU  単独実行 1,098s

・MPP版
 4CPU 単独実行 957s 
  4CPU*2 job実行  1,097s   約14%増加
  8CPU 単独実行  580s

仮に、ほぼ同じ計算時間で終わるジョブを4回実行する場合で考えると
  4CPU*2 job実行を2回 = 2,194s
  8CPU単独実行を4回  = 2,320s
ということになる。

複数ジョブ実行によるオーバヘッドは約15%程度と考えて見積れば良いという結論。
しかしながら、見積もっている時間があるのなら、とりあえず最大CPU数での実行推奨。

 

コメントをどうぞ

*