以前紹介したように、古いUNIXワークステーションを撤去、現在のLinux機も古くなってきたので、
最新のマシンをLinuxで導入した。
UNIV UNi-i7HX/Silent
外見は極めてシンプル。主なスペックは
CPU:Core i7 6900K 8core/16thread 3.2GHz(Turbo Boost時最大3.7GHz)
マザーボード:Intel X99 ExpressChipset
メモリー:64GB (8GBx8) DDR4-2133
HDD1 BootDevice:SATAIII 4TB
ビデオコントローラー:NVIDIA Quadro K2200 4.0GB
OS:CentOS
モニタ:Dell S2716DG 27インチ/WQHD/1ms/G-Sync対応/144Hz(別途アマゾンで購入)
OSをCentOS7 に更新
到着後、起動確認したらCentOS6.8が搭載されていた。これでも良いのだが、
・CentOS6.5 & 6.6 のマシンは既にある
・最新のCentOS7は、6.Xと随分違うらしい
・LSPREPOSTは、CentOS7版がリリースされている
ということで、CentOS7 をクリーンインストールすることにした。
・CentOS7インストール
1回で入ったが、ディスク構成が気に入らず、試行錯誤を繰り返す。
3回目で、BIOS画面しか出なくなって非常に緊張した。がまっさらなマシンなので突き進むのみ。
5回目辺りで、良い感じになった。
・NVIDIAドライバインストール
普通は、コンソールモードで起動してドライバインストーラを起動すればいいのだが、CentOSでは
”nouveau” というドライバが有効になっているらしく、これを無効にしないといけないらしい。
苦労したが、何とかなった。
・CentOS7 と以前のバージョンの違い
- システム設定のコマンドがかなり変わっている。
- GUIによる設定 SUSEやUbuntsでは、GUIで大体のことはできたが、CentOS7では “打ち込め!”
- 以前は勝手にインストールされていたゲームの類一切なし
– ツールバーの位置や形式は、”プロパティ” メニューでできたが、7ではそういった機能は削除された
” 打ち込め” “ファイルを編集しろ”
- 画面を綺麗に飾り付ける基本機能等用意されていない(探せば何かしらの方法はあると思う)
感想:無駄を排除した男のOSだ、と思った。Windowsしか触っていない人は絶対触りたくないだろう。
・LSPREPOST4.3 インストール
NFSマウントで、LsPrePost4.3 for CentOS6があるので起動してみると、ライブラリ不足で起動できず。
個別に解決できそうな気もしたが、素直にCentOS7版をインストールするべきである。
インストールして、Neonモデルを表示。
Quadro K2200と1msモニタの組み合わせは、これまでで最速と感じられた。
・DEP MeshWorks 7.2 インストール
こちらは、CentOS6版までしたリリースされていない。が、何とかなるだろうという楽観的観測で
インストール開始。起動してみると、ダメだった。実行時ライブラリが不足している。
足りないのは、libpangox-1.0.so.0 である。ネットで検索したら、CentOS7用のRPMがあったので
これをダウンロード。以下の方法でインストールした。
MeshWoks無事起動
大体OKなのだが、困った箇所がひとつ。色付メニューが全てモノクロになり、場合によっては文字が
見えなくなる。
CentOS6.5
CentOS 7
操作はできるが、やはり従来通り色付メニューの方が良い。ネイティブ対応を依頼しよう。
次は、Core i7 6900K (Skylake) でのLSDYNAベンチマークを行う予定。