先月注文した解析用大メモリのマシンが届いた。見た目は普通のPCと変わらない。
マシンスペック
・メーカ:UNIVPC (価格はWebページで確認できます)
・CPU : Xeon E5-2687w V4 3.0GHz (12core x 2CPU)
何故2687W V4を選んだ理由 - 単独クロックが一番高かったのでこれを選択。
・メモリー: 512GB
・PCI-Expressストレージ: Intel SSD 1,2TB
・HDD : 6TB x 2
・ビデオコントローラ:GeForceGTX TITAN X 12GB
・光学ドライブ:Blue-Ray
・OS : Windows 10 Pro 64bit
512GBのメモリは、Windows7では使用できないため、WIndows10かLinuxの選択となる。
Linuxでも良かったのだが、自分以外の社員が触りたがらないので、WIndows10を選択した。
・モニター : ASUS Gamingモニター MG279Q 27型WQHDディスプレイ
このモニタはリフレッシュレート144Hzが可能。
144Hzを有効にするためには、DisplayPortでの接続が必須である。
コア数が24もあるので、タスクマネージャはこんな感じになる。
早速LSDYNAのベンチマークを行ってみた。
1、Explicit解析での性能比較
使用データ:TopCrunch neon_refined_riviced モデル
先ずは、SMP性能の結果を既存PCとの比較で示す。
やはり、SMP版では8CPU以上での性能向上は少ない。場合によっては遅くなることもある。
更に、2687Wは最高クロックが3.18GHzとそれ程高くないので、CPU数が少ない場合は既存PCに負ける。
この結果だけ見たら、既存のPCで良かったのでは、と思うかもしれない。
しかし、コア数の多さは、MPP版でこそ実感できる。
さすがに、CORE数と経過時間の関係はリニアにはならないが、24コア使用した場合、Core i7 4790K
1コアに比べて10倍以上速くなった。
以上、Explicit解析での性能を示してきたが、このマシンの本来の目的は、大規模Implicitモデルに
対応することである。次回は、Implicit解析での性能比較を紹介する。