社内に古くなって使われなくなったノートPCが数台ある。
捨てるためには、中身を消したり、あるいは破壊して業者に頼むことになるが結構面倒だ。
どうせ捨てるならと、全部のノートPCにLinuxを入れて、Windowsを消してから処分する
ことにした。何を入れようか迷った結果、Ubunts 14.04 を入れてみることにした。
理由は
・社内にはUbunts機がない
・lsprepostは Ubunts12対応版がリリースされているので試せる。
1、Ubuntsのインストール
これは非常に簡単だった。インストール用イメージをダウンロード、DVDに焼いてから
各ノートPCに入れて、起動。指示に従って項目を入力。
そしてしばし待てば完了。 Windows関連ファイルは全て消去するとした。
2.AMDフラフィックドライバインストール
他のOpenGLソフトを試したところ、標準のドライバでは、遅い、シェーディング怪しいとよろしくない。
そこで、AMDのドライバをインストールすることにした。
グラフィックカードは、 ATI Radeon HD 5000シリーズ
AMDのダウンロードサイトから、radeon-crimson-15.12-15.302-151217a-297685e.zip をダウンロード。
解凍すると、 fglx-15.302 というディレクトリができる。
事前準備として、以下を実行しておく。
sudo apt-get install build-essential cdbs dh-make dkms
sudo apt-get install execstack dh-modaliases
sudo apt-get install linux-headers-generic xserver-xorg-dev
sudo apt-get install lib32gcc1
cd fglx-15-302
sudo sh ./amd-driver-installer-14.501.1003-x86.x86_64.run
途中 GUI が起動してOS種別などを設定
GUI終了後
sudo dpkg -i *.deb
sudo amdconfig or aticonfig –initial -f
sudo reboot
3、lsprepost 4.2 のインストール
lsprepost-4.2-ubuntu12.tgzをダウンロード、解凍、任意の場所で展開する。
今回は /opt 下に展開した。
/opt/lsprepost4.2_ubunts
次に、lspp42 ファイルの $DN 変数をインストールした場所に修正して完了。
起動してみる。
libtiff.so.4 といライブラリがなくて起動できない。
そこで、以下をlibtiffのインストールを試みた。
どうやらダメらしい。ついでに、libtiff3 は存在しない。
libtiff5はあったが、インストール完了後全く影響なし、無関係であった。
色々探したら、ここが見つかった。ソースコードでのダウンロードだ。
ダウンロード、解凍すると、以下のディレクトリができる。
以後は、
cd tiff-4.0.6
./configure
make
cd libtiff
cd .libs
以下がmakeでできたライブラリファイルで、libtiff.so.5.2.4が目標のファイルらしい。
cp libtiff.so.5.2.4 /opt/lsprepost4.2_ubunts/libs
cd /opt/lsprepost4.2_ubunts/libs
ln -s libtiff.so.5.2.4 libtiff.so.4
これでライブラリが揃ったと思われるので、sprepostを起動してみると、大成功だ。
Ubuntsの場合、ファイルメニュー等は、デスクトップ最上段に表示される。
テストデータを読み込んでみる。
結構快適だ。Windowsの頃よりも表示速度は向上しているような気がする。
まともに使えそうなので、廃棄はやめることにしました。