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2016 年 4 月 のアーカイブ

lsprepost 4.2 on Ubunts 14.04

2016 年 4 月 28 日 木曜日

社内に古くなって使われなくなったノートPCが数台ある。
捨てるためには、中身を消したり、あるいは破壊して業者に頼むことになるが結構面倒だ。
どうせ捨てるならと、全部のノートPCにLinuxを入れて、Windowsを消してから処分する
ことにした。何を入れようか迷った結果、Ubunts 14.04 を入れてみることにした。
理由は
・社内にはUbunts機がない
・lsprepostは Ubunts12対応版がリリースされているので試せる。

1、Ubuntsのインストール
これは非常に簡単だった。インストール用イメージをダウンロード、DVDに焼いてから
各ノートPCに入れて、起動。指示に従って項目を入力。

ubunts_install1

そしてしばし待てば完了。 Windows関連ファイルは全て消去するとした。

ubunts_install2

2.AMDフラフィックドライバインストール
他のOpenGLソフトを試したところ、標準のドライバでは、遅い、シェーディング怪しいとよろしくない。
そこで、AMDのドライバをインストールすることにした。
グラフィックカードは、 ATI Radeon HD 5000シリーズ

AMDのダウンロードサイトから、radeon-crimson-15.12-15.302-151217a-297685e.zip をダウンロード。
解凍すると、 fglx-15.302 というディレクトリができる。
事前準備として、以下を実行しておく。

sudo apt-get install build-essential cdbs dh-make dkms
sudo apt-get install execstack dh-modaliases
sudo apt-get install linux-headers-generic xserver-xorg-dev
sudo apt-get install lib32gcc1

cd  fglx-15-302
sudo sh ./amd-driver-installer-14.501.1003-x86.x86_64.run
   途中 GUI が起動してOS種別などを設定
GUI終了後
sudo dpkg -i *.deb
sudo amdconfig or aticonfig –initial -f
sudo reboot

3、lsprepost 4.2 のインストール
lsprepost-4.2-ubuntu12.tgzをダウンロード、解凍、任意の場所で展開する。
今回は  /opt 下に展開した。

/opt/lsprepost4.2_ubunts

次に、lspp42 ファイルの $DN 変数をインストールした場所に修正して完了。
起動してみる。

ubunts_lspp01

libtiff.so.4 といライブラリがなくて起動できない。

そこで、以下をlibtiffのインストールを試みた。

ubunts_libtiff4

どうやらダメらしい。ついでに、libtiff3 は存在しない。
libtiff5はあったが、インストール完了後全く影響なし、無関係であった。

色々探したら、ここが見つかった。ソースコードでのダウンロードだ。
ubunts_tiff4

ダウンロード、解凍すると、以下のディレクトリができる。

ubunts_tiff4tar

以後は、
cd tiff-4.0.6
./configure
make
cd libtiff
cd  .libs

以下がmakeでできたライブラリファイルで、libtiff.so.5.2.4が目標のファイルらしい。

ubunts_tiff4lib

cp libtiff.so.5.2.4 /opt/lsprepost4.2_ubunts/libs
cd /opt/lsprepost4.2_ubunts/libs
ln -s libtiff.so.5.2.4  libtiff.so.4

これでライブラリが揃ったと思われるので、sprepostを起動してみると、大成功だ。
Ubuntsの場合、ファイルメニュー等は、デスクトップ最上段に表示される。

ubunts-lspp10

テストデータを読み込んでみる。

ubunts-lspp12

結構快適だ。Windowsの頃よりも表示速度は向上しているような気がする。

まともに使えそうなので、廃棄はやめることにしました。

 

 

 

 

ANSOL Transmission 3D Rev.297

2016 年 4 月 28 日 木曜日

ANSOL Transmission 3D Rev.297 と POST操作マニュアルがリリースされました。

Rev.297変更点

2016/04/27
==========
1) Added a new script PostEPGAlpha.cmd which can reconstruct the EPGAlpha.DAT
file using the results in the binary postproc file.
2) Updated users’ manual. Separated the users manual into two parts. The
second part is called Multyx pre- and post-processing manual, and
is common to all our Guide based programs.
3) Bug fix: When both sides of a stiffness bearing connect to the same body,
its effect was being incorrectly accounted for in the AUDIT menu.
The AUDIT menu force balance was not adding up correctly.
4) Bug fix: The straight bevel gear condensation was running very slow
in previous release (Revision 296).
5) Bug fix. When an imported shaft segment is connected on its back
side to a regular (DEFINEGEOMETRY) shaft segment, the orders
at its back interface were not being calculated correctly.
The front interface was working correctly.

1)、2)は、インストールサイト/MultyxPreandPostProcessingManual.pdf
3)~5)は、インストールサイト/Transmission3D_iSys_x64_Rev297.msi

にアップロードされています。

 

ANSOL T3D HyperThreads とSSDテスト

2016 年 4 月 7 日 木曜日

ANSOL本社から、T3Dで大規模な問題を実行する場合は、以下が有効との助言をもらった。
1、計算実行は、SSD上で行う。HDDよりもかなり速くなる。
2、HyperThreadsを有効として、使用可能なCPU数-1 程度でT3Dを動かす。

以前も並列SSDの効果をリポートしたが、今回HyperThreadsについてもテストしてみた。

使用マシン:UNIV APEXX2 Model 2401
テストモデル:ANSOL ExampleData  WindTurbineGearBox\RollerBearingModel

windturbinegear

計算結果(ステップ数=1)

prin_stress

テスト結果

bench_results_ssd_hdd_mdf

結論:SSDは効果有るが、HyperThreadsは効果なし。OFFにした方が良い。