ANSOL Transmission3D のメインの解析は、Calyx というソルバが担当する。
Calyxに関しては、メモリ共有型の並列計算が可能であり、CPU数の上限に制限はない。
(申請すれば、追加費用なしに、希望するCPU数まで増やしてもらえる)
これまでは、常に使用可能なコア数全てを指定して使っていたが、実際に並列計算の効率向上が
どの程度なのか、比較的大きなモデルを使って検証してみた。
使用データ:ANSOL社がデモ用に作ってくれた、5速マニュアルミッションのモデル。
ハウジングFEMモデルは、節点数約20,000 要素数約75、000(テトラ4)の規模である。
解析ステップ数=51 結果のアニメーション(主応力)を掲載する。
使用マシン:CPU Core i7 990EX3 (3.45GHz) * 6core, RAM=24GB, OS=CentOS 6.6
解析終了までの経過時間
1CPU使用 : 768分
2CPU使用 : 561分
6CPU使用 : 405分
残念ながら、6コア以上のマシンを持っていないので、これ以上の測定はできないが、並列計算の
効果は、ある程度は期待できると思われる。