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2015 年 5 月 のアーカイブ

Windows 8.1 タブレット LSDYNA実行性能

2015 年 5 月 29 日 金曜日

5/26に、Windowsタブレットでのlsprepost動作と描画性能を紹介した。
続いて、CPU性能を試してみたくなった。いつものTopCrunch Neonモデルを実行してみよう。

その前に、タッチキーボードで、LSDYNAをインストール、実行するのはつらい。
思い切って、専用キーボードを購入した。レザーケース付。

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タッチスクリーンだけの操作もつらいので、ブルートゥースマウスも購入。

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これでかなり使えるようになったが、深く考えずに購入したキーボードはイマイチだった。
@ \ _ 等、打ち込めない文字がかなりあり、タッチキーボードと併用しなければ満足に使えない。

LSDYNAのインストールには、ls971_R7.0.0_win32-install.exe を使用した。最後の32bit版だ。

neon_refined_revised.k を用意し、電源を本体に接続して、帰宅前に計算開始。
(SMP単精度版、4CPU使用)
翌朝状況を見たら、ライセンスエラーで終わっていた。

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原因は、本体の電源オプション設定だった。デフォルトでは一定時間経過後、スリープモードに入り
ネットワーク接続も切断されてしまったのである。そこで、電源接続時スリープなしにして、再挑戦。
画面右はタスクマネージャ。CPUは100%使い切っている。

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計算終了した。

結果:YOGA Tablet 2 Atom Z3745 4CPU: 8,373 秒

参考までに、TopCrunch上位と下位の結果を掲載する。

yg2-topch-top

最速は、640CPU使用して、たったの37秒で終わっている。が下位を見てみると、タブレットのCPU
性能は、まんざらでもないように思える。

yg2-topch-btm

2007~8年当時のOpteronと同程度の性能だ。でも、これを解析用マシンにするのは、ライセンス
費用と、(あなたの)時間の無駄です。

 

lsprepost 加速度フィルタ処理 単精度.vs.倍精度

2015 年 5 月 28 日 木曜日

lsprepost内部の演算は、読み込んだ結果には関係なく全て単精度で行われている。コンター図や、
単純な演算には単精度でも良いのだが、複雑な計算がやりたい場合、単精度ではどうにもならなく
なる場合がある。

5月中旬、V4.2の倍精度版が公開されていたので、V4.2正式版(単精度)と加速度フィルタ処理の
比較を行ってみた。以下の図で、左が単精度、右が倍精度である。

フィルタ処理なしの加速度

lspp-acc-nofilter

SAEフィルタ C/s 600Hz

lspp-acc-filter-sae-600

SAEフィルタ C/s 300Hz

lspp-acc-filter-sae-300

SAEフィルタ C/s 108Hz

lspp-acc-filter-sae-108

SAEフィルタ C/s 60Hz

lspp-acc-filter-sae-060

フィルタ処理に疎いので何とも言えないが、SAE以外のフィルタでも、C/sの設定により単精度版では
何も表示されなくなる場合があった。明らかに倍精度計算が良さそうに見える。

このモジュールも公開しようと思ったが、binoutファイルからのグラフ表示が動作しない不具合を見つけて
しまったので、今回は見送りとした。

 

 

lsprepost 4.2 正式版

2015 年 5 月 28 日 木曜日

5/25付で、lsprepost4.2が正式版となり、4.3がベータ版として公開された。
( 4.2正式版は、弊社HP ダウンロードサイトにアップ済み)
今後、V4.2は単純なバグフィックスのみ修正され、新機能は、4.3のみに追加されていくことに
なるはずだ。

早速4.2正式版と、4.3ベータ版を動かして機能相違を調べてみた。

V4.2バージョン表示 - ベータの表記が消えた

lspp42_window

V4.3 - Beta となっている

lspp43_window

機能相違1- Applicationメニュー 赤が追加された項目

app_lspp43-1

機能相違2 -iCFD結果を表示すると、ExtFlow設定メニューが表示されるようになった。

app_lspp43-2

 

ICFDモデル表示 - 以前はモデルに意味不明の陰影がついてしまう不具合があった

lspp-icfd-old

V4.2正式版&V4.3では修正されている

lspp-icfd-new

Fast Rendererモードに設定しても、iCFDの結果を読み込ませるとNormalにリセットされる症状は
以前と同様で、改善されていなかった。

 

Windows 8.1 タブレットでLsPrePostを試す

2015 年 5 月 26 日 火曜日

最近出張にノートパソコンを連れて行くのが億劫になってきた。重すぎるためだ。
出先でサクッとプレゼンできるタブレットを探した結果、

Lenovo タブレット YOGA Tablet 2 with Windows
(Windows 8.1 32bit/OffieHome & Business 2013、
/8.0型ワイド/Atom Z3745)

というタブレットPCを購入した。アマゾンで32,400円也。

セットアップを終えて起動してみると、
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製品構成は、タブレットのみ。キーボード、マウス、タッチペン一切なし。実にシンプルだ。

上下逆にして壁掛けもOK
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プレインストールされていたデモムービーを見ると、ヨガをしながら使えるらしい。
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40型4Kモニタと大きさを比べてみる。 8型なので、40型の中に5*5個収まる大きさだ。
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PowerPointでプレゼンするのは、これだけで十分だろう。

しかし、このタブレットはWindows8.1  32bitのソフトはほぼ動くらしい。タスクマネージャを表示。
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メモリ2GB,CPU Intel Atom Z3745 1.33GHz, グラフィックスは、Intel HDが搭載されている。
この性能をPowerPointだけに使うのは勿体ないように思えてきた。LSPREPOSTや、ANSOL IGLASS
なら32bit版が使えるので、試してみる必要がある。早速MicroSD経由でインストールしてみた。

キーボードがないため、インストールはかなりつらい。気の短い人なら、途中で叩き壊したくなるだろう。
これから試そうという方は、別売のキーボードを買うか、最初からキーボード付モデルで試した方が良い。

 

LSPREPOST Neonモデル(30万節点、50万要素)の解析結果を表示してみた。

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画面を縦にするとこうなる。

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アニメーションもそれなりに動く。

ただし、8型画面サイズのGUIをタッチのみで操作するのは至難の業だ。短気な人は使わない方が良い。

次に、ANSOL ビューワー IGLASSをインストール。テストモデルを読み込んで表示してみた。

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拡大鏡を使ってやっとここまで到達できた。サポートされているOpenGLバージョンが影響しているのか
視点変更の動きは相当鈍い。

結論:タッチのみはつらい。毎日何時間も練習すれば、ヨガをしながらサクサクッと操作できるようになるだろう。
でも、そんな時間はない。 迷わずオプションのキーボードとタッチペンを注文をした。
また、8型サイズのフルハイビジョンでは、アイコンが小さくて見えないので、本当の拡大鏡も準備するべきだ。
10型サイズ、キーボード付の方が良いような気がしてきた。

 

 

LSDYNA R8.0 リリース

2015 年 5 月 16 日 土曜日

しばらく前から、R8.0はLSTCのサイトにアップされていたが、時々モジュールが
更新される。 なので、しばらく様子を見ていた。3月末にWindowsフルインストール
版と正式マニュアルがアップされて以降は更新がなくなったので安定したと思われる。

最新モジュールを集めて弊社HPダウンロードサイトにアップロードしました。

LSDYNA本体&リリースノート R8.0.0  
   -  lsdyna_R800_winx64-install.exe がフルインストール版
   - MPP版 avx2 と sse2 の違いはこちらを参照
    – ifort と PGIの違いはこちらを参照
マニュアル  manual/R800
lsprepost – lsprepost/4.2 Win32,64,Linux64版

ANSOL T3D 並列計算の効果測定

2015 年 5 月 13 日 水曜日

ANSOL Transmission3D のメインの解析は、Calyx というソルバが担当する。
Calyxに関しては、メモリ共有型の並列計算が可能であり、CPU数の上限に制限はない。
(申請すれば、追加費用なしに、希望するCPU数まで増やしてもらえる)
これまでは、常に使用可能なコア数全てを指定して使っていたが、実際に並列計算の効率向上が
どの程度なのか、比較的大きなモデルを使って検証してみた。

使用データ:ANSOL社がデモ用に作ってくれた、5速マニュアルミッションのモデル。

zentai
全ボディー数=190

ハウジングFEMモデルは、節点数約20,000  要素数約75、000(テトラ4)の規模である。

housing

解析ステップ数=51  結果のアニメーション(主応力)を掲載する。

使用マシン:CPU Core i7 990EX3 (3.45GHz) * 6core, RAM=24GB, OS=CentOS 6.6

解析終了までの経過時間
     1CPU使用 : 768分
  2CPU使用 : 561分
  6CPU使用 : 405分

残念ながら、6コア以上のマシンを持っていないので、これ以上の測定はできないが、並列計算の
効果は、ある程度は期待できると思われる。

 

ヤンゴンで暑さに耐える

2015 年 5 月 9 日 土曜日

滞在中は毎日、最低気温26度、最高気温38度。
市内の人々の様子。

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ヘドロの浮き上がった湖畔で水浴びする女性

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市内の様子

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寺院前で売られている小鳥。買って放すとご利益があるようだ。
ぼーっと立ってると、手に握らされるぞ!!
放されると、ここに戻るように仕込まれている。

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バスを待つ人。どのバスも超満員なので、我々には無理だ。

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中心部では建設ラッシュ。

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電柱を撮影してみた。滞在中、停電は経験しなかった。

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カラスは非常に多い。ロッドスチュアートみたいなシャガレ声だ。

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雀は見慣れているのと大差なし。

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動物園で虎に見入る小坊主達

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こいつにカメラをつつかれそうになった。

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超リッチマン達の結婚式に遭遇した

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ホテル周辺のマーケット

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渡し船。

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こう見えても、エンジンは最新、、、、ではない。

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コーヒーショップは沢山あるが殆どが露店だ。外でコーヒーを
飲んでいると熱風にさらされて、余計に疲れる。
(この写真はコーヒーではなさそうだ)

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こういう状況で、やっと見つけた冷房付コーヒーショップ「茶タイム」
場所はチャイナタウン辺り。

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湖畔のレストラン

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ボーイは全て小学校低学年か? この国では働いていいらしい。

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通りの角を曲がるとこういう景色に遭遇する。

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何の店なのか不明だが、商売は成り立っているようだ。

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ここは、散髪屋

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シャングリラホテルのラウンジ。当然世界レベル。
ホテルなど公共施設への入場は毎回X線検査がある。

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ミャンマー ヤンゴン:とにかく暑い。暑すぎて街ブラは相当キツイ、
次回の訪問予定:不明

 

 

ゴールデンウイーク ミャンマー ヤンゴン

2015 年 5 月 9 日 土曜日

ゴールデンウイーク前半、4/29-5/2まで、ミャンマーの首都ヤンゴンに行ってきた。

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何故ヤンゴンか? 
  半年ほど前、今年のゴールデンウイーク中、マイレッジで行けそうな場所を探したら
  ヤンゴンだった。国内航空会社のマイレッジは連休中等は使えなくなるらしいが、
  米国系航空会社は、季節に関係なく座席が空いていればいつでも使えるのだ。

出発

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注意:ミャンマーに入国するには観光ビザが必要(予約してからわかった)
  ミャンマー大使館のHPにアクセスしてクレジットカードで$40支払うと、PDFファイル
  がメールアドレス宛に送られてくる。これをプリントして持参、入国時に提出するだけ。

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空港内では撮影しない方がいいらしいので、写真なし。で空港を出る。

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さっと周囲を見回して、適当にタクシーを拾ってホテルへ移動

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市内を走るタクシー、乗用車は殆どがトヨタ(の中古車 from 日本)
タクシードライバーは、殆どが流暢に英語を話す。意思疎通問題なし。

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ホテルの部屋からの風景、交差点角に温度計が設置されていた。
右側のビルは日立等日系企業が多く入っている「サクラ」ビルという。

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夕方なのに36度だ。

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ホテル周辺夕刻の様子

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実際よりも写真の方が綺麗に見える。

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写真 : シエダゴン&スーレー パゴダ

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年齢によって、水のかける回数が決まる。その規則は、、、、忘れてしまった。

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ここで、若いお坊さんに色々説明していただいた。
最後に「お布施」と言われたが、財布はホテル。ポケット内残金極小。
全部差し上げたが、少ないと不満の様子。

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以下はBotatoung パゴダ

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お布施は大事です!!

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ミャンマーでのスマホ普及率は非常に低い、と聞いていたがそうでもない。

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地元の人達は、寺院内で弁当を買ってランチタイム。

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寺院内は、必ず素足。地面が熱くならないよう、白の床が多い。
色つきの床を踏んでしまったら、100%火傷する。
なので、非常に眩しいのでサングラスは必須。

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長くなったので、次回に続く。