オーバークロック + SSDの効果再検証 « ACS NEWS

オーバークロック + SSDの効果再検証

2015 年 4 月 27 日 by yo yamgatta

前回のレポートでは、オーバークロックの効果はあったが、SSDは大して効かないとしたが、
どうやら、SSDの効果を見るには、問題の規模が小さすぎたようだ。

IMG_5411_oc_but

先週来日した、ANSOLのSandeep社長は、SSD効果絶大派であった。彼の推奨する設定は、
  Cドライブ:OS用として、小サイズのSSD
  D & Eドライブ:計算実行用として、大サイズのSSDを搭載、なおかつストライピング(RAID 0)
  テストモデル;自由度が沢山ある、なるべく大きなモデルを選ぶ
だそうである。しまった、自分のマシンは、Cドライブに中位のサイズのSSDが一個あるだけだ。
このために新規にハードを導入するのも大変なので、とりあえず、もう少し規模の大きな問題で試す
ことにした。

今回は、Adventure Porjectで公開されている、パンテノン神殿のTETRA10データをダウンロード、
ANSYS用に変換して試してみた。(節点数 200万、要素数 130万)

計算結果を ANSYS -メカニカルで表示

parthenon_t10e-OverClockssd

実メモリ64GB、スパースソルバでは主メモリに入りきらず、ディスクアクセスの嵐となるデータサイズである。

オーバークロックなし、HDD使用:5249秒
オーバークロックあり、HDD使用:4438秒
オーバークロックあり、SSD使用:3870

HDD.VS.SSD だけで13%以上速くなった。効果あり。

 

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