前回のレポートでは、オーバークロックの効果はあったが、SSDは大して効かないとしたが、
どうやら、SSDの効果を見るには、問題の規模が小さすぎたようだ。
先週来日した、ANSOLのSandeep社長は、SSD効果絶大派であった。彼の推奨する設定は、
Cドライブ:OS用として、小サイズのSSD
D & Eドライブ:計算実行用として、大サイズのSSDを搭載、なおかつストライピング(RAID 0)
テストモデル;自由度が沢山ある、なるべく大きなモデルを選ぶ
だそうである。しまった、自分のマシンは、Cドライブに中位のサイズのSSDが一個あるだけだ。
このために新規にハードを導入するのも大変なので、とりあえず、もう少し規模の大きな問題で試す
ことにした。
今回は、Adventure Porjectで公開されている、パンテノン神殿のTETRA10データをダウンロード、
ANSYS用に変換して試してみた。(節点数 200万、要素数 130万)
計算結果を ANSYS -メカニカルで表示
実メモリ64GB、スパースソルバでは主メモリに入りきらず、ディスクアクセスの嵐となるデータサイズである。
オーバークロックなし、HDD使用:5249秒
オーバークロックあり、HDD使用:4438秒
オーバークロックあり、SSD使用:3870秒
HDD.VS.SSD だけで13%以上速くなった。効果あり。