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lsdyna ifort131.vs.PGI105

2015 年 2 月 7 日 by yo yamgatta

前の記事でLinux64用のMPP版は、3種類あると書いた。

①ls-dyna_mpp_d_r7_1_2_95028_x64_redhat54_ifort131_avx2_platformmpi.tar.gz
 – Intel最新命令AVX2に対応したモジュール。Intelコンパイラ使用

②ls-dyna_mpp_d_r7_1_2_95028_x64_redhat54_ifort131_sse2_platformmpi.tar.gz
 – Intel SSE2命令以上のCPUに対応したモジュール。Intelコンパイラ使用

③ls-dyna_mpp_d_7_1_2_95028_x64_suse102_pgi105_sse2_platformmpi.tar.gz
 – Intelコンパイラは、AMDで動かすと遅くなるという噂を回避するため、PGIコンパイラ使用

対応OSに、redhat54, Suse102とあるが、これら以上のOSであればどちらも動く。

自分の持っている環境で、モジュールによってどれ位性能が異なるのかテストを行った。

Intel CPUテストマシンは、2012年に紹介した、MASAMUNEである。
このマシン、Win7 64bitと、CentOS-5のマルチブートで購入したのだが、昨年末、CentOS-6以上
を使う必要があり、OSの更新を試みたところ、Windowsを消してしまった!!!  
そういう訳で、現在は、CentOS専用マシンになっている。

今回のテストは、R7.1.2の次に予定されている、R8.0.0のプレリリース版を使用した。

先ずは、一番速そうなAVX2版を試したらこうなった。AVX2命令が実装される前のCPUのようだ。

avx2_IMG_5315

見ての通り、即落ちた。自分のマシンで、AVX2は使えない。

Ifort版と、PGI版の比較を示す。Vマークが勝利を表す。

r8_ifort_pgi_intel

やはり、Intel CPUでは、Ifort版を使用するべきである、

次に、AMD CPUでのテスト結果を示す。マシンは、2010年6月導入なのでかなり古い。

r8_ifort_pgi_amd

PGI版が勝利するはずだったが、そうでもなかった。問題のタイプによって使い分けるのが良さそうだ。

 

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