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2014 年 11 月 のアーカイブ

Mortar Contact (Explicit)

2014 年 11 月 20 日 木曜日

11/18に Implicitにおけるモルタル接触機能を紹介した。今回は、同じモデルをExplicitで計算し、
モルタル接触の効果を試してみる。

計算条件はExplicit用に変位を初期速度に変更した以外は前回とほぼ同じだである。
先ずは、MORTARなしの場合。 以下の4タイプの接触を試す。

1. CONTACT_AUTOMATIC_GENERAL  : CPUTIME=9秒 面・辺接触では板厚分オフセットしている。

exp_at_gen

反対側を表示

exp_at_gen-2

2. CONTACT_AUTOMATIC_SURFACE_TO_SURFACE & SINGLE_SURFACE SOFT=2
   
S_S ペア指定あり    : CPUTIME=10秒 
    S_S ペア指定なし     : CPUTIME=11秒
    SINGLE_SURF ACE :    CPUTIME=9秒
 エッジ接触は考慮されないので、片側は貫通する

exp_at_s2s_pair

反対側から表示

exp_at_s2s_pair-2

3. CONTACT_AUTOMATIC_SINGLE_SURFACE_MORTAR & SINGLE_SURFACE_MORTAR   
   S_S ペア指定有り : CPUTIME=22秒
 S_S ペア指定なし : CPUTIME=130秒
 SINGLE_SURFACE : CPUTIME=126秒

エッジ・エッジ接触では、板厚分のオフセットは適用されない。(こちらの方が良い)

exp_at_s2s0_mortar

反対側から表示

exp_at_s2s0_mortar-2

注意:_MORTARを指定すると、接触条件から定まるΔtが小さくなる(約3割程度小さくなった)。
このため、タイムステップスケールファクタを調整する必要があった。

MORTARいよる計算時間の増加は、全て接触計算に使われている。ズボラに ”全接触” とやると、かなりの増加に
なってしまうので、個別に必要な箇所にMORTARオプションを設定するべきかもしれない。

 

12/5 他の問題で気になる結果(傾向)が出たので、開発元へ確認。

 

LSDYNA 接触解析結果のコンター表示

2014 年 11 月 19 日 水曜日

LSDYNAにおける応力・ひずみ等の解析結果は、”D3PLOTファイル” に保存され、LSPREPOSTでコンタ表示等を
行うことができる。しかしながら、接触の結果(接触力、圧力等)は、アスキーファイル出力のみで、グラフ表示しか
出来ず、コンタ表示するには、アスキーファイルを読んで自分で何とかするしかなかった。
D3PLOTのファイル内容を見ると、接触に関する情報は一切入っていない。このファイルに接触の結果も追加して
くれれば良さそうなものだが、大人の事情か、そうもいかなかったようで、971後期に ”INTFORファイル” が追加された。

INTFORファイルを使って、接触力などの結果をコンタ表示する方法を以下に紹介する。

1、接触定義 SPR & MPR in *CONTACT_**

接触解析結果を出力したい接触ペアの SPR & MPR  を 1 にセット。これを忘れると出力されない。

intfor_input

2、INTFOR出力間隔と、出力情報の指定

*DATABASE_EXTENT_INTFOR : 間隔。通常はD3PLOTと同じにする。
*DATABASE_EXTENT_INTFOR: 全てデフォルト(全てセーブ)で良い。
  最後の変数 ieverf=1 とすると、出力毎にファイルが更新( intfor01, 02,,,,) される。

intfor_database

3、実行時引数 s=ファイル名  を必ず指定する。

例)
% lsdyna i=test1.k  jobid=contact_out s=intfor

出力されるINTFORファイル名は、contact_out.intfor, contact_out.intfor01, 02,,, となる。

この指定を忘れると、INTFORは全く出力されず、がっかりすることになる。
LSDYNAの実行が始まると、INTFOR出力が確認できる。
もし intforのメッセージがなかったら s=ファイル名 の指定忘れである。

(Implicit解析での例)

intfor_message

4. LSPPによるINTFOR表示

LSPPを起動して、Open Binary-Plotで INTFORを選択する。
ここでは、昨日紹介した、モルタルコンタクトの例を使用して紹介する。

(1)表示セレクション

AUTOMATIC_SURFACE_TO_SURFACE  (接触ペア2組)
モデルが表示されると、色設定がD3PLOTの場合と異なっているため、奇異に思える。
これは接触ペア毎に色設定されているためであり、マスター・スレーブの確認が容易である。

auto_s2s_all

ペア1のみ表示

auto_s2s_pair1

ペア2のみ表示

auto_s2s_pair2

これに対して、AUTOMATIC_SINGLEの場合は、全体で接触ペア一組しかないので、こうなる。

auto_single

(2)結果表示

FriCompで成分を選んで表示するのみ。通常の操作と変わらない。

resultanto_cforce

表示できる変数を示す。

result_fring_comp

 

 

 

 

11/16 スーパーGT @ もてぎ

2014 年 11 月 18 日 火曜日

今年も、スーパーGT最終戦@もてぎの季節になった。今回は決勝のみ観戦。
以下スナップショット。

ピットウォーク、人、人、人、、、、

1116-DSC01566

星野監督インタビュー中

1116-DSC01570

そして、人、人、、、

1116-DSC01578

スタート前の整備中

1116-DSC01587

初音ミク

1116-DSC01600

栃木県警自慢のNSXパトカーも登場

1116-DSC01626

栃木県警交通安全キャンペーンにはキャンギャルも動員

1116-DSC01633

ポールポジション

1116-DSC01732

フィニッシュライン

1116-DSC01735

モトGPと同じく、ビクトリースタンドで観戦。ここはスバル応援シート。

1116-DSC01748

自分達の左は、ARTA応援団

1116-DSC01751

スタート前、グリッド整列

1116-DSC01750

レーススタート、、、、、ストレートでのクルマ撮影困難。

1116-DSC01760

表彰式。俵担いでガッツポーズ

1116-DSC01780

レース終了後はコース開放。実車がすぐ傍で観察できたぞ!!

1116-DSC01795

個人的には、アストンマーチンのエンジン音が一番気に入った。

1116-DSC01803

入場者数は過去最高かと思ったら、決勝日32,000人(主催者発表)だそうです。
もうちょいか!
帰路、駐車場から出るのに、1時間以上。が、一般道に出てしまえば、家まではすぐ。
もてぎが近くにあって(&渋滞しない方向で)良かったなあ!!

Mortar Contact (Implicit)

2014 年 11 月 18 日 火曜日

先週来日した、Dr.Ishengへ、Implicit解析において推奨する接触オプションを聞いてみた。
彼からの答えは、「モルタルコンタクトしかないしょ!!」 あるいは、「モルタルコンタクトしかないっぺよ!!」
Isheng訛ったか?? まあ、どっちでもいいのだが、答えはひとつ。モルタル接触なのだ。
恥ずかしながら、モルタルの名前は知っていたが、試したことはなかった。
そこで、数年前の資料を引っ張り出してテスト問題を作成、その結果をリポートする。

資料は、2010年、LSDYNA 971R5 当時(2010年)に掲載されていた。

・セグメント-セグメント接触、M.A.Puso & T.A.Laursen(2004年)
・陰解法における接触解析の品質と収束性の向上
・元々は陰解法用であったが、陽解法でも使える。MPP & SMP対応
・Automatic_S2S, Automatic_SINGLE_SURFACE & TIED S2Sで使用可能

資料にあった絵を見てこんな例題を作ってみた。

PART-1 と 2 は 辺・面接触、PART-1と3は辺・辺接触。静解析、TIME=100 (DT=1.0*100ステップ)が最終荷重

mortar_test1

PART-1 と 2,3間には板厚以上の隙間あり。 
PART-1を押し込んでいくと、PART-2、3との接触が外れる可能性あり。

mortar_test2

詳細な計算条件は記載していないが、データが欲しい方は連絡頂ければ差し上げます。

最初にMortarなしで、接触タイプをいくつか選び、更に接触オプションAのSOFTを変更しながらテストを行った。

1、CONTACT_AUTOMATIC_GENERAL
     SOFT=0  : Time=39.5で発散。CPU=433秒
     SOFT=1 : Time=37.4で発散。CPU=451秒

auto_gen_0

2、CONTACT_AUTOMATIC_SURFACE_TO_SURFACE
     SOFT=0 : Time=7.6で発散。 CPU=481秒
     SOFT=1 : Time=7.6で発散。   CPU=415秒
     SOFT=2 : Time=10.0で発散。  CPU=507秒

at_s2s_0

3、CONTACT_AUTOMATIC_SINGLE_SURFACE
     SOFT=0 : Time=7.5で発散。 CPU=549秒
     SOFT=1 : Time=7.5で発散。   CPU=577秒
     SOFT=2 : Time=10.0で発散。  CPU=573秒

at_sngl_0

何と、従来手法では全て解けなかった。解けない問題ほど収束回数が増えて計算時間が長くなる。
長くなるのに、欲しい答えは出てこない、性質の悪い問題である。

4、CONTACT_AUTOMATIC_SURFACE_TO_SURFACE_MORTAR & SINGLE_SURFACE_MORTAR
    セグメント接触なので、MORTARの場合、SOFTオプションは無関係。
  SURFACE_TO_SURFACE_MORTAR : 完走。CPU=37秒
     SINGLE_SURFACE_MORTAR          : 完走。CPU=44秒

at_s2s_mortar

途中の変形状態、辺・辺は板厚効果なしで接触している。

mortar_t50_a

視点を変えて、辺・面接触の様子。PART-2の板厚が考慮されている。

mortar_t50_b

最終荷重での変形。PART-1.vs.2 の接触は辺・面から、面・辺の接触に変わっている。

 

mortar_left

結論:Implicitの接触は、MORTARしかない。こうなったら”_MORTAR” と書かなくても、デフォルトにして欲しいと思う。

“MORTAR” をつけると悩ましい計算でも楽しくなってしまうので、最後に押し込み量を2倍にして実験。
計算時間は、37秒から63秒に増えたが、あっさりと完走した。

mortar_d200

 

 

2014年度 LSDYNAセミナ

2014 年 11 月 18 日 火曜日

11/11-14今年のLSDYNAセミナ&ユーザ訪問が終了しました。
セミナと訪問中の写真は撮影できなかったので、
その後、掲載できそうな写真が送られてきたので、一枚掲載。セミナ実施した証拠。

20141111_DYNA_blog

移動中のスナップショット紹介します。

マックの前で記念写真。妖怪ウオッチも居て、2014年ベストショット(かも)。

bls_IMG_4883

品川辺りの居酒屋で、講師のIsheng Yehと乾杯。

bls_IMG_4894

移動中、富士山を撮影するIshengを撮影。

bls_IMG_4915

時間を割いて、トヨタ産業技術記念館訪問。ここでちょっとトラブル発生。
Isheng氏が、受付嬢に
「こんなに小さくて有料なの? ベンツミュージアムはもっと大きくて。、、」

とりあえず、見てみよう。

bls_DSC01510

見学中

bls_DSC01522

見学中

bls_DSC01556

見学中

bls_IMG_4927

見終わってからのIsheng氏の感想。

「クルマだけでなく、産業の歴史が分かった。クルマしかなかったメルセデスと
全然違う、素晴らしい!!  非常に良かった!!」

英語で説明頂いた、説明員の方々、ありがとうございました。

 

lsdyna Rev7.1.1 Subcycling

2014 年 11 月 8 日 土曜日

今日は、もうひとつ新機能の紹介。*CONTRO_SUBCYCLE_{N}_{M}

陽解法のメッシングでは、「なるべく均一な大きさのメッシュを切るように」と教えられてきたと思う。
もし、ひとつでもサイズの小さなメッシュがあった場合、全体の計算時間がこの小さな要素に支配
されてしまうためである。
しかし、余程簡単な問題でない限り、同じ大きさのメッシュを生成することは極めて困難だろう。
今回追加されたSUBCYCLEの機能はこれをある程度解決してくれる。モデルを各要素のΔtにより
領域分割し、Δtの大きい領域は計算をちょっと省略して高速化するする手法のようた。

LSTCから入手した資料によると、*CONTRO_SUBCYCLE_{N}_{M} と記載されている。
最新のマニュアルには何故かこの{N}{M}の記述はない。
が、N,M=2,4,8,16,32,64 のどれかを入れれば使えるらしい。

意味はわからないが、早速試してみる。

先ずはSUBCYCLEなしで計算実行。なるべくメッシュの粗密があるモデルで試すべき。

nosubcycle_log

1094秒で終了。次にSUBCYCLEを追加して実行してみる。

*CONTROL_SUBCYCLE_16_16 と *CONTROL_SUBCYCLE_64_4 を試してみた。結果はどちらも同じ。

subcycle16x16_log

約20%程度計算時間を短縮できた。

SUBCYCLEを使ったかどうかは、D3HSPファイルに表示される以下のメッセージで分かる。

subcycle_list

さて、計算結果はどうか?

SUBCYCLEなし 8コマ目のミゼス相当応力

nosubcycle

次にSUBCYCLEあり

subcycle16x16

計算を省く領域があるためか、出力時刻が微妙にずれている、
このため応力値も少し変わっているが、気にはならないだろう。

入力データ一行追加のみで使えるので即戦力として使えそうだ。

 

lsdyna Rev7.1.1 Nastran Translator

2014 年 11 月 8 日 土曜日

Rev.7.1.1から NASTRANデータを直接入力・変換・解析実行まで行う機能が追加された。従来は、LSPPで読み込んでからLSDYNAに変換して計算実行という手間が不要となった。

テストに使用したNASTRANデータ:平板の固有値解析

nast_original

LSDYNA入力データ  : nast.k

*keyword
*title
nastran inc test
*include_nastran
eigen.nas
$beam,shell,soild
0,0,0,
*end

0,0,0は、ビーム、シェル、ソリッド要素の変換後の要素タイプ。デフォルトは、ビーム=2, シェル=21, ソリッド=18

LSDYNA実行 : lsdyna i=nast.k [jobid=test]

変換状況のメッセージが表示される。

 *** Warning 10633 (KEY+633)
      NASTRAN input 506
     PARAM,CONTACTSTAB,AUTO
 invalid param entry contactstab

(対応不可能データは無視してくれる)
Start processing NASTRAN input  deck
 -> Processing orientation vectors
 -> Processing grid
 -> Processing scalar element
 -> Processing mat9
 -> Processing mpc
 -> Processing psolid
 -> Processing time control
 -> Processing spc
 -> Processing output requests
 -> Processing duplicate ids
 -> Processing curves
 -> Processing Element Volumes
 -> Processing params

 Finished processing Nastran input data
これ以後に解析実行開始

変換したデータは、[jobid.]dyna.inc ファイルに保存されるので、変換内容を確認できる。

nast_dyna.inc

計算結果を表示してみる。

nast_eigenresult

最近のお買いもの

2014 年 11 月 6 日 木曜日

最近、ローリングストーンズの昔のフィルムや、写真集等が次々に公開されている。
買っちゃうんだな、、、以下買ったもの

Rolling Stones Gear

rs_IMG_4853

使用楽器の歴史をまとめた写真集。英語だけど、写真が殆ど。
素晴らしい写真集だが、デカイ&超重くて持って歩けない
中の写真は掲載しないので、見たい人は自分で買ってください。

次は、ハンプトン・コロシアム〜ライヴ・イン 1981

rs_IMG_4871

そして昨日リリースされたのが、L.A. フォーラム〜ライヴ・イン 1975

rs_IMG_4868

昔見たくてもみれなかった、生ストーンズが思う存分楽しめる!!

注意)ライブDVDを見るときは、スタンディング&足踏みで見よう!
    立って見るだけで臨場感大違い。

LS-OPT Ver. 5.1 (4) 最適化計算結果の表示

2014 年 11 月 4 日 火曜日

前回で最適化計算が終了したので、今回はこれら計算結果の表示・評価について紹介する。

表示項目については、例題マニュアル P14 Exercises からいくつかの項目を抜き出して紹介する。

初めに、P16 File Viewingから。マニュアルでは最後の手順になっているが、設定通り計算できたかどうか、初めにこの表示で確認するべきである。

lsoptui  – File Menu – Summary Report

optview_000a

計算結果は、作業フォルダ- Stage1(ユーザ設定) – 収束回数.サンプリング回数 フォルダに格納される。
今回の例では、C:\temp^lsopt1\Stage1\1.1 – 1.20 & 2.1 フォルダの下に計算結果ファイルが存在している。
設定が間違っていなければ、以下のようなサマリーが表示されるはずだ。

optview_000b

描画メニューの起動

optview_001

以下、例題マニュアルの順に紹介していく。

1.Scatter Plot

optview_002

1.1 Find the Baseline design ( Design 1.1 ) and display the FEM using LSPP

Itaration all を選択 (以降の操作に共通)

optview_003

optview_004

1.1を選択して、LSPPアイコンを選択

optview_005

LSPP (Ver2.1)が起動、モデルが表示される。LSPPはかなり古いバージョンで現在とはメニュースタイルが異なる。

optview_006

1.3 Select the Infeasible Points – 赤のポイントを選択

optview_007

2. Parallel Coordinate Plot

optview_008

2.1 Display the Variables, Constraints, Objectives

optview_011

2.3 Find a feasible point with the lowest Intrusion

optview_012

2.4 Slide the upper bound  of the Intrusion to 520 : 条件を満たすデザインのみが選択される。

optview_013

3.Histories

optview_016

3.1 Display All the ACCE histories

optview_019

3.Metamodel Surface

optview_021

3.1 Display the Metamodel Surface for the HIC function.

optview_022

5.2D Interpolator

optview_025

5.1 & 5.2 – Select Constraints, Predicted Value, Transpose and Link Ranges

optview_026

6.Metamodel Accuracy

optview_031

6.1 Study and compare the PRESS value for HIC, Mass,,,,,

optview_032

7.Sensitivities

optview_041

7.1 Using Linear ANNOVA

optview_042

7.3 In the GSA/Sobol, 7.4 Display the Transpose

optview_043

8.Predicted Histories

optview_051

8.1 Select the ACCE

optview_052

9. Optimization History

optview_053

9.1 View the HIC and Intrusin by selecting “Split”

optview_055

 

 

LS-OPT Ver. 5.1 (3) 最適化設定作業-2

2014 年 11 月 4 日 火曜日

lsoptuiを終了した人は、lsoptui を起動してsinglestage.lsoptを読み込む。

3. 設計変数の設定

setupをダブルクリック

lsopt2-016

tbumperとthoodを連続変数として定義

lsopt2-017

下限値、上限値の設定

lsopt2-018

4. サンプリング手法の設定

Samplingをダブルクリック

lsopt2-019b

この例題では、Radial Basis Function Network (RBFネットワーク:放射基底関数と呼ぶらしい)を選択。
サンプリング回数を 10 → 20 に設定

Featuresタブ。応答曲面設定

lsopt2-020

5. 制約条件Intrusion計算設定
メインメニュー “+” から、 Add Compositeを選択

lsopt2-021

変数名を INTRUSION とし、計算式(節点432と167のX方向変位差)を定義

lsopt2-022

Compositesアイコンがフローに追加される

lsopt2-023

Global Sensitivities追加(今回の最適化では使用しない)

lsopt2-024

6. 最適化目的関数と制約条件の設定

Optimizationアイコンをダブルクリック

 lsopt2-027

画面右側に定義済変数が表示されている。HICを目的関数に選択

lsopt2-028a

lsopt2-028b

制約条件設定。COnstraintsタブ指定後、INTRUSIONを選択

lsopt2-029b

ここまでで設定は終了。ここまでの設定内容をメイン画面にて保存しておく。

7.最適化計算実行

lsopt2-029c

計算実行状況は、コマンドプロンプト画面に表示される。

lsopt2-030

最適化計算終了。コマンドプロンプト画面で ENTERしてメインウインドウに戻る。

lsopt2-033

最適化計算結果表示については、次回で紹介する。

追記:最初のLS-OPTは機能が少なかったので、操作は単純でした。最新版になって多くの機能が追加され、
ここまで設定するにも結構疲れるような、、、、

 

 

LS-OPT Ver. 5.1 (2) 最適化設定作業-1

2014 年 11 月 4 日 火曜日

(1)で紹介した例題を用いて、最適化設定作業の手順を紹介する。
私も最適設計の詳細・用語について全て理解している訳ではないので、トレーニングクラス用マニュアル 
  “lsopt_50_intro_problemset.pdf”
で紹介されている、”Simple Optimizaition and Viewing Results” の例題をゼロから定義する手順について以下に紹介する。

ここでは、作業用フォルダを C:\temp\lsopt1とし、ここに main.k と car5.k をコピーしておく。

1.最適化内容

・設計変数:板厚 tbumper  連続変数 初期値=3.0 下限値=1.0 上限値=5.0
                     板厚 thood   連続変数 初期値=1.0  下限値=1.0 上限値=5.0
・目的関数 HIC(頭部損傷基準値 15ms)最小 (初期値 68.0)・制約条件 INTRUSION (50msにおける貫通量) 550mm以下 (初期値 576mm)
・最適化 任意の手法でサンプリングを行い、応答曲面を作成して最適化実行

2.lsopt起動 

アイコンから、または、作業フォルダに移動して lsoptui を起動する。
Open recentは履歴なので状況により異なる。ファイル名等に任意の名称を入力して CREATE

lsopt2-001

lsoptデフォルトのフローが表示されるので、 Stage1 をダブルクリックする。

lsopt2-002

2. lsdyna実行方法と変数の設定

lsdyna実行コマンドと、入力ファイルを指定する。

lsopt2-003

Units per Job : 1job当たりに使用するCPU数
Global Limit : 同時に使用可能なCPU数

LS-OPTでは、以下の標準インタフェースも用意されている。詳細は、LS-OPtマニュアル参照

lsopt2-003b

Parameterタブを開くと、*PARAMETERで設定した変数が取り込まれる。

lsopt2-004

Hisoriesタブを開いて、節点432と167の変位履歴を設定する。

lsopt2-005

節点167の加速度をフィルタ処理を施して変数定義(今回はこの変数は使用しない)

lsopt2-006

Responsesタブ – Injuryを選択

lsopt2-007

Injury設定画面が表示されるので、HICを選んで以下の設定を行う

lsopt2-008

MASS設定。設定するが、今回の最適化では使用しない。板厚の変わるパートのみを指定する。

lsopt2-009

DISP432とDISP167の50ms(Time=0.05)における値を定義

lsopt2-010

lsopt2-011

Responses定義終了

lsopt2-012b

操作説明が長くなってきたので、一度ここまでの設定内容を保存しておく。lsoptuiメイン画面でSave

lsopt2-015

第3回に続く。