6月の米国出張で、デトロイトDEP社を訪問した際、3Dプリンタがあった。
なにやらアクセサリのようなものを作っている。自分も持ってないと時代に
乗り遅れる?という恐怖心から、終に買う決心をした。
XYZプリンティング da Vinci 2.0 Duo, \89,800 アマゾンで注文。
注文して2日後、届いた。デカイ。自分の家には置きたくない大きさだ。
蓋を明けたら、備品類一式。この下に本体が入っている。
マニュアルを参考にして本体を取り出して設置。
一人では絶対無理だと思う。腰を悪くしたくなかったら二人以上で作業
した方が良い。
先ずは、プリンタ内蔵のデモデータを印刷してみる。
数時間経過して、印刷終了。さて取り出そうと思ったら、印刷物が台
から取れない。ままよーっと力を入れた壊れてしまい、ニッパで切り出す
事態に陥った。
そういう訳で、最初の作品がこれだ。まあ、こんなもんだろう。
しかしながら、このままでは使い物にならないので、サポートへ取り出し
方を聞いてみた。
回答
1、弊社で使っておりますのは、付属のスクレパーではなく腕時計の
裏蓋はずし(紳士時計用の幅10mm)を利用いたしております。
早速AMAZONで同じようなものを注文。\600位。
2、「トンボ 消え色PIT」を使用しておりますが、張り付きも剥がすのも
割りと楽に出来ます。
近くにの店で即購入。
3、現在の印刷物を剥がしますのには小さいものでしたらウェット
ティッシュなどで周りののりをふやかして(5分くらい置いて)端から
剥がしてください。
大きいものでしたら大きめのマイナスドライバーなどで端から剥がし
て頂くようにお願い致します。
次は、ホンダ3Dモデルからゲットした NSX Concept を試す。
印刷ソフト XYZwareにモデルを取り込み、印刷オプション
サポート=YES, ラフト=YES
で試してみる。 ところで、サポート&ラフトとは? 意味理解していない。
数時間後、完成。
どうやら、車体下部のパリパリがラフトで、地面との隙間にあるのがサポート
らしい。これの大部分は爪ではがせた。一応完成。
次は、ギヤ解析ANSOL HYPOIDからハイポイドギヤをNASTRANで
出力。DEP/Meshworksを使って全体形状に仕上げて、STLで出力。
今回は、下面の形状修正も行う必要があった。
こんな時は、MeshworksのMorphingは重宝する。
同じように、XYZwareに取り込んで、プリント開始。
今回はサポート、ラフトなしに設定。
印刷時の音がとても楽しいので、動画でお楽しみください。
数時間後完成。
ここから取り出すまでに、周囲に水をつけて一時間放置。出ました。