ANSOL DR.Sandeep M Vijayakar 社長。今回は久々の来日となった。
初めて彼に会ったのは、2003年だったと思う。その後彼のソフトを日本で販売す
るにあたって、簡単な教育を受けた時は驚いた。
○ 彼の頭の中の座標系は、全て円筒座標系である。
○ 複雑なギヤシステムを見ただけで即刻理解してしまう。
○ C, Fortran, C++, C#, アセンブラ 等の言語を自由に操れる。
この分野において、彼はスーパースターであり、天才だと思った。
(しかしながらギヤ&プログラミング以外興味なし。商売っ気もなし)
そういう彼が、プロジェクトとしてANSOL社内のみで使っていたTransmission3Dを
数年前から販売を始めた。きっとプロジェクトが多すぎて自分でデータ構築するのが
面倒になったのだろう。
ギヤシステム全てを組み上げ、他システムで作成したケーシングに入れて、全てFEM
の接触解析で解くことが出来るシステムである。機能は素晴らしいのだが、データ作成
がSandeep氏以外は殆ど不可能な位難しい。 自分達も、Sandeep氏に頼むしかない
と諦めていたのだが、今回新開発のプリプロセッサ ”iSYS” を持ってきた。
彼自身が、WPF(Windows Presentation Foundation)を学習しながら3年かけて書き
上げたらしい。最初に見て驚くのはウインドウ枠上にメニューが沢山あること。
ツリーを構築して、中央画面で仕様を指定すれば部品が追加されるようになっている。
中央画面もオンスケール表示であり、必要に応じて3Dで表示される。
午後、天気は良くなかったが少しだけ市内見学へ連れて行った。
「おさかな市場」が一番気に入ってもらえたようだ。海外に行ったら先ずは市場見学だ。