Core i7 オーバークロックによる計算速度向上を試す « ACS NEWS

Core i7 オーバークロックによる計算速度向上を試す

2014 年 1 月 30 日 by yo yamgatta

Inel Core i7は、オーバークロックが容易らしい。BIOSの設定を少し変えるだけ。
簡単にできそうなので、自分でもトライしてみることにした。

注意:オーバークロックを行ったマシンは、各メーカのサポート対象外となります!
オーバークロックの試験は、自己責任で楽しんでください。

今回オーバクロックのターゲットマシンは、最悪壊れてもいいかということで、2010年夏
に購入した Core i7 980X ( 6core, RAM 24GB )とした。

先ずは、標準状態で、いつものneonモデルを実行して基準値とする。
待ち時間を短くしたいので、Termination Timeを 1/5に設定して実行する。

単精度SMP版4CPU使用(133*25=3.33GHz):406s

マシンを再起動して、BIOS設定画面へ。今回は赤丸で示した箇所を触ってみた。

oclk_IMG_3070

① BCLK を 133 から 151 へ 
  (151*25=3.76GHz):364s、 OK

② BCLKを 更に上げて 160に設定  
 (160*25=4.00GHz):計算が途中でこける。数回やったが同じ。NG

③ BCLKは151に固定し、倍率上げてみる。最初は 25から26に変更
 (151*26=3.93GHz):354s、OK

④ 倍率を27に変更
 (151*27=4.08GHz):347s、OK
oclk_IMG_3076

⑤ 倍率を28に変更
 (151*28=4.23GHz):計算開始後少しすると落ちる。久々のブルーバックだ。
 3回やってみたが全て同じあたりでブルーバックとなる。

oclk_IMG_3077

これ以上の組み合わせは、壊しそうなので諦めることにした。

④の設定で普通に使えそうだが、安全サイドを採用し、③の状態で固定した。

oclk_IMG_3091

Neonモデル(フル時間)の計算結果比較 (単精度、SMP 4CPU)

Core i7 X980    3.33GHz : 2321s
Core i7 X980    3.93GHz : 2119s (約10%高速だが、クロックアップ率には届かず)
以下は参考 

Core i7 4960X    3.6GHz : 1602s
Xeon E5 1660v2 3.7GHz : 1553s


 

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