2014年、あけましておめでとうございます。
新年最初は、CPU性能比較 Xeon-E5は、どれだけ速いか?です。
・XEON購入の動機
業務上、メモリが大きなマシンが必要になった。
昨年10月の導入した Core-i7 4960X機は最大でも64GBまでであった。
もっと大きなメモリが必要だ。このためには、Xeon-E5を選ぶしかない。
これまでもXeon導入を考えたことはあったが、一番の問題はその価格である。
少しスペックを上げるだけで、本体価格は軽自動車よりも高くなる。
・どのメーカ?
Made in Tohoku 仙台のUNIVさんからに決定。
・どのXeonにするか?
1.8GHz 4core~2.7GHz 24coreまで 選択の幅は非常に広い。
使用目的は、「単独コアで最速」である。はっき言って、どれが速いか全く
わからない。各種ベンチマークを見てもイマイチぴんと来ないのである。
そこで、動作クロック数が最大の E5-1660v2 (3.70GHz)を選んでみた。
マシンスペック
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モデル名 = UNI-XW-E5S CPU = 6Core Xeon E5-1660v2 3.70GHz
8.00GT L2 15M/130W/TB Ivy Bridge-EP
マザーボード = intel C600Chipset
メモリ = 128GB (16GBx8) ECC Registered DDR3-1600 Quad-Channel
HDD = S-ATAⅡ 4TB *2台
光学ドライブ = Blu-Rayドライブ BD-R/RE/ROM DVD±R/RW/DL
ビデオコントローラ = NVIDIA GeForce GTX Titan 6GB
ディスプレイ = 10月と同じく、ASUS製WQHD解像度27型をアマゾンで購入
価格 モニタと合わせて90万以下
(参考までに、もし全て最高スペックを選んだ場合、合計¥340万程度になる)
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12/6に注文して、12/26に届いた。
本体背面。動作音は全く聞こえない。
セットアップを完了し、必要なソフトウエアをインストール後、早速いつものneonモデルを
実行したら、HyperThreadが有効な状態になっていることに気付いた。
一度テスト解析実行後、BIOS設定画面でHyperThread なしに設定
以下はHyperThreadを有効・無効を切り替えて、性能測定を行った結果である。
ほんの少しであるが、無効にした方が速い。やはりCAE解析にはHTは無用である。
HT=OFFの条件でCPU数を変えてCore-i7と性能比較を行った。
気持ち程度Xeonの方が速い結果であるが、6CPU使用時はi7に負けてしまった。
もしかすると、倍精度計算ならXeonがかなり速いのではと期待。その結果は、
どのCPU数でもXeonが、”わずかながら”高速であった。
本日の結論:使用メモリ64GB以下で済む場合、価格差を考えれば、Core-i7で十分である。
以降、Implicit解析や、グラフィックの比較を行う予定である。