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2012 年 1 月 のアーカイブ

LS-Tascテスト・リポート(2)

2012 年 1 月 30 日 月曜日

前回に続いて、トポロジー最適化 “LS-Tasc” のテストリポートです。
今日は、「BEAM_extr」を実行してみます。フォルダ名が変わるのみで、
ファイル構成は前回の問題と同じです。

(1)  LSTasc起動

DOS>cd \LSDYNA\LSTASC_EXE\MANUAL\BEAM_extr

DOS>lstasc beam_extr.lstasc

 

 

(2) CASESタブ

前回と同じく、LSDYNA実行モジュール名を変更します。

(3)PARTタブ

前回の例題との違いは、ココ。
赤で囲んだ制約条件が設定されています。

(4)RUNタブ

他の設定は何もないので、実行してみます。下記は、反復回数8回目の
スナップです。
最終的には、31回目で収束・終了します。

(5)VIEWタブ

Topology histories – Mass Redistribution

Model Plots – Matrix – 3×2 前回と同様に、初期、途中経過、
最終形状の表示

境界条件は同じでも、制約条件の違いから、最終形状が異なります。

LS971 R6.0がそろそろリリースされます。

 

 

 

 

 

LS-TaSCテスト・リポート(1)

2012 年 1 月 25 日 水曜日

先週のlsdynaセミナでも紹介された、トポロジー最適化 “LS-TaSC” の
テストリポートです。
以前は、”LS-TOPO” と呼ばれていましたが、Ver.2になってから
Topology And Shape Computation for LSDYNA = LS-TaSC となりました。

  head0126.jpg

<Ver.2の新機能>
・シェル要素サポート(3角、4角)
・テトラソリッドサポート ・全体制約条件
・複数パートの取り扱い
・対称条件とキャスティング方向の設定

1.前提条件
解析実行には、LSDYNAを動かすので、LSDYNAを使用できることが条件となります。

2.ファイルの入手とインストール
lstasc_2_win.zip を入手します。
これを任意の場所で解凍すると、LSTASC_EXE というフォルダができます。

snap-a.jpg

マニュアル topology_manual.pdf

インストーラなどは付いていないので、自分で設定を行います。
今回は以下のようにしました。

・LSTASC_EXEフォルダごと、C:\LSYNAの下に移動
・C:\LSDYNA\LSTASC_EXE をパス変数に追加
・manual_sample.zipを解凍すると、MANUALフォルダができる。

内容は

snap-b.jpg

MANUALという名前ですが、マニュアルに掲載されている例題のようです。
マニュアルをさっと眺めて、最初の例題を実行してみましょう。

3. 例題「BEAM」の実行
BEAMフォルダの内容

snap-c.jpg

3.1 オリジナル解析モデルの確認

lsprepostを使って、Beam.dynを確認してみます。

snap0.jpg

  試しに実行してみたところ、CoreI7 1CPUで約15分で終了しました。

3.2 LSTaSC起動

DOSウインドウを開いて
DOS> \LSDYNA\LSTASC_EXE\MANUAL\BEAM
DOS> lstasc beam.lstasc
これで、lstascが起動します。

snap1.jpg

 問題概要を読むと、制約・ジオメトリなしの最も単純なビーム最適化
 となっています。

(1)CASESタブ
以降、設定変更が必要なのはここだけです。

snap2.jpg

赤で囲んだ箇所を、自分が使用するLSDYNAの実行モジュール名に
変更します。
直接打ち込んでもいいし、Editでファイルを検索してもOKです。
CPU数は使用できれば何個でもOKですが、ここでは4CPU使用としました。

(2)Partsタブ

snap3.jpg

  最適化を行うパートIDと目標とする重量比率が設定されています。
次のConstraintsタブでな何も設定しません。

(3)Completionタブ

snap4.jpg

上記の値が設定されています。この辺りが妥当な計算回数なのでしょう。
さっと眺めて次へいきます。

(4) RUNタブ

さていよいよ計算開始です。RUNボタンを押すと実行が始まります。

snap5.jpg

4CPU使用して、待ち時間2時間程度で完了しました。
マニュアルでは50回計算していますが、今回の環境では34回で終了
しました。
ソルバーバージョンの違い? でしょうか。

(5)VIEWタブ
結果の確認です。
Topology histories – Mass Redistribution

snap6.jpg

Model Plots – Matrix – 3×2 を指定すると、初期・最終・途中経過をlsprepostを 起動して表示してくれます。

snap7.jpg

  初期形状と最終形状の変形と相当応力分布です。
結果は、CASEタブで設定したNameフォルダの下に、1.1, 2.1,3.1,,,,,, と
各イタレーション毎の保存されます。

image_001_004.jpg

1.1初期の結果。要素数=28957

image_034_004.jpg

34.1最終結果 残った要素数=7475

 

次回は他の例題も試してみます。

 

2012-01 lsdynaユーザセミナ

2012 年 1 月 23 日 月曜日

通常12月に開催していたLSDYNAユーザセミナですが、今年は1月に開催となりました。
今年もLSTCデトロイトオフィスからDr.Isheng に来日いただき、新機能・事例などの紹介を行ってもらいました。
セミナ自体は全部で3回ですが、内容が毎回異なるので、発表打ち合わせに丸2日をかけて打ち合わせを行いました。
以下スナップ写真です。参加頂いた方々、ありがとうございました。

vP1010550.jpg

1/16-17の2日間、 自社会議室にて約300ページの発表スライド確認。
この段階では、英語思い出すまで時間がかかります。

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セミナ2日目。Dr.Ishengより最新機能紹介。私の担当は通訳&解説

vP1010600.jpg

2時間に渡る解説後、かなり疲れてしまいましたが、自分からのプレゼンも実施。
今年はVcollabを紹介しました。

vP1010676.jpg

HTR阿部さんより、各種連絡・最後の挨拶。

今年の米国LSDYNAユーザ会は、6/3から始まります。
まだ参加されたことのない方、是非参加ください。