2月 « 2017 « ACS NEWS

2017 年 2 月 のアーカイブ

ANSOL Transmission3D Rev316

2017 年 2 月 24 日 金曜日

米国時間 1027/02/23付で、Transmission3D Rev316がリリースされました。
更新モジュールは、弊社HPから全てダウンロード可能です。

Rev 316 – 2017-02-23 10:18:43 -0500 (Thu, 23 Feb 2017)
Log message:    2017/02/23
==========
1) The hypoid mesh generators can now skip the header lines
   in the CMM (topo modification) files. There is no need to delete them.
2) Changed the default value for STABILIZEFIT to false for
   the CMM mods in the HYPOID, BEVEL and BEVEL pinion menus.
3) Added two new controls USE_CMMTOLERANCE and CMMTOLERANCE
   to the MODIFICATIONS menu for the hypoid models.
   setting a tolerance value allows you to automatically
   reject bad measurement points, for whome the deviation
   is larger than the tolerance.
4) Added a way to read hypoid tooth thickness from a
   Zeiss or Klingelnberg formatted CMM file. In the HYPOID|COMMON
   menu, turn ON the USE_CMMTHICKNESS flag, and the mesh generator will
   read the thickness angle from the CMM file. If CMM/TOPO mods
   are not specified on both sides, then it will complain.
   The thickness spec of the model will exactly match the
   measurement, at the point specified by the file.
5) Rearranged the output from the AUDIT menu so that it easier
  to read the summations over related bodies, such as all rollers
   in a detailed bearing.
6) Added the ability to generate the equilibrium audit in a
   body reference frame. There is a new checkbox called
   USE_FIXED_FRAME which is checked by default. If it is unchecked,
   then a dropdown called REFERENCE_BODY will appear, which will
   allow the user to select a body reference frame for
   performing the audit.
7) In the PATTERN menu, if the AUTOCOMPUTE_MU is turned on,
   a new checkbox called USE_OIL_TEMP appears, unchecked
   by default. Checking this new checkbox will allow user
   to specify independent values for oil inlet and bulk
   temperatures. If it is turned off, then the oil inlet
   and bulk temperatures are assumed to be the same.
8) There is now an option to have a spherical surface on the
   back of the first segment and front of the last
   segment in a rotor shaft. This will allow the user
   to connect shafts onto spherical surfaces, or model
   spherical washers.
9) The Carrier shaft races now have third option, SPHERICAL,
   in addition to CYLINDRICAL and CONICAL.
10) Added new example called DifferentialCarrierSphericalRace under
    the RearAxleTraining folder.
11) Changed the default value for body force from -9.81*e2
    to -9810*e2
12) Changed the default value for the SMOOTHPATTERN option in the
    PATTERN menu to OFF.
13) Added Adding SKEW, RUNOUT, AXIAL errors for bevel gears
    and bevel pinions.
14) Bug shaft segments with negative curvature on the
    inside or outside were not being generated correctly.
15) Bug fix: the RHEL 7.2 build was missing a few files.
   Rev312では、ライブラリの問題で使用できませんでしたが、今回からは利用可能。
Install/T3D/T3DDistrib_Rev316_RHEL7.2_Intel.tar.gz
16) Bug fix: When loading a Nastran file for a housing, the
    displacement coordinate system for a node was being ignored.
17) Bug fix: When a Nastran file uses long-format records, the
    coordinate system cards were not being read correctly.
18) Bug fix to the Ansol LicenseServer: It was ignoring the
    timeout period specified in the config file.
ライセンスタイムアウト設定値が反映されない問題が解決されました。
install/Network_Lic_server/AnsolLicenseServer_x64_2017_02_23.msi

サンプルデータ修正・更新

一部のデータが、linux上で実行できないことが判明し、全て修正されました。
ただし、修正されたデータは、上記Rev316でないと実行できません。

修正済データ全て: T3D_Samples/SAMPLES_R317.tar,gz
修正ファイルのみ:T3D_Samples/0217_0224_changed
以下の当該データディレクトリは、全て更新済みです。
更新済ディレクトリ:T3D_Samples/CoupledSPBevelPlanetary
                                T3D_Samples/GearOnBallBearing
                                T3D_Samples/MarineHerrigboneDoubleHelical
                                T3D_Samples/ReductionSetWithHousing

インフルエンザ

2017 年 2 月 20 日 月曜日

今週初めからかなり具合が悪く、飲み会の早々に退散。夜になると38度以上ある。
朝はそれ程高くなかったが、近くの病院へ行った結果がこれ。

熱が下がってからも、5日程度は会社に出てはいけないらしい。今週全休決定。
病院の先生に「最近どこか人の多い所に行きましたか?」。沢山行っている。10月下旬から纏めてみた。

2016.10.29~ 青森に居る母の具合がかなり悪いということで、急遽クルマで帰省。
写真は青森名物貝味噌焼き

戻って即台湾高雄市へ

次の週は、東京両国で開催されたClassic Rock Awards 2016 へ。かなり遅い時間に終わったため
最終バスにギリギリだった。宿泊しても良かったが、以下のチケットを取っていたので戻らないと。

2016.11.12-13 スーパーGT 決勝2日連続@もてぎ

11.14 この週開催されるLSDYNAセミナ講師のDr.Ishengが来日するので、成田まで車で行ってピックアップ。
15日資料を打ち合わせて、16日からLSDYNAセミナ開催数か所。

セミナ期間中に、青森の母が亡くなった。セミナ終わって即日立まで戻って準備、クルマで仙台まで移動、宿泊。
次の日早朝青森入り。クルマで移動可能な最後の週だった。到着後お通夜、葬儀、納骨、、、、、、

2016.11.26 仙台で旧友と飲み会。

2016.11.27 一ノ関にある有名なジャズ喫茶 「バイシー」

2016.12.16 までの期間は、忘年会数多く参加し、2016.12.17  父が一人で寂しいらしいので
娘を連れて帰省。さすがにクルマは使えないので、JAL利用。青森はすっかり雪景色だった。

2016.12.19-20 名古屋

2016.12.23-25 台北

2016.12.30-2017.01.02 バンコク  ルンピニ公園のオオトカゲ

2017 新年。初詣は、ワットファランポーに行って、牛にご飯をあげた

2017.01.07 – 2017.01.09 広島2泊で江田島海軍兵学校跡を見学。写真は”同期の桜” だそうた。

父がここの思いでを良く話す。探したら写真を発見、関係者にはコピーを無料で送ってもらえます。

2017.01.14 幕張にて開催された東京オートサロン

2017.02.11-12  大阪一泊で大阪オートメッセ。茨城空港ー神戸便を使うとかなりお安く行けます。

戻って来てから、最初に書いた通りの状態。

Calculix 2.10Win版と2.11Linuxバイナリ版のテスト

2017 年 2 月 7 日 火曜日

前回、Calculix Windows版( bCOnverged)への計算時間測定機能追加方法を紹介してから
2年以上が経過した。最近になってCalculixのサイトを見てみたら、

本家:CCX_2.11
WIndows版:2.10

となっており、Windows版については、従来のbConvergedに加えて、

 – Calculix for Win
 – General Electric !!!

からも配布が開始されたようだ。Windows版3種類ともにちょろ試してみたところ、ソルバ
本体に関しての機能差はなさそうではと思われた。
ただし、Calculix for Winでは、ccx28p2~ccx211まで、4種類のバージョンが含まれている。

Windows版並列計算?
  Calculixは、Spoolesソルバを使用した場合、マルチCPUでのメモリ共有並列計算が可能
  となっている。
 指定の方法は、OpenMPで使用する環境変数を設定するのみである。
 dos> set OMP_NUM_THREADS=n

 この設定を行って、ccxを実行すると

Ver.2.8

ソルバフェーズでは、全部4CPU使用してくれていたが、

Ver.2.10 bConverged版 と Calculix for WIn版 -- まあ、良いかな。

Ver.2.10 GEマルチスレッド版 – 結果出ず

Linuxバージョンのインストールと並列計算テスト
 本家のサイトでは、ccxバイナリ版を配布しており、これをダウンロードするだけで
 実行できそうなものだが、そうではないらしい。使用しているライブラリの関係などで
 ソースコードから自分で make するのがベストらしいのだ。面倒だ、やってられない。

   本家からバイナリccx_2.11.tar.bz2 をダウンロード、解凍するとこうなっている。
    Calculix/ccx_2.11/src/ccx_2.11  – これが実行モジュール本体

  ccx_2.11をLinux (今回はCenOS7.2)のパスの当たっている場所に保存する。
  ライブラリを調べてみると

  libgfortran.so.2 というライブラリがない。そこで、/usr/lib64を調べてみる。


 
  もしこれらの情報も出なかったら、gccをインストールする必要がある。
  #yum install gcc
    非常に残念な状態だ。 so.1 と so.3 はあるのに、so.2がない。
  「大は小を兼ねる」というから、so.3 を so.2 にシンボリックリンクして、ccxを実行してみる。

  

 ダメだった。普通ならこれで諦めるか、コンパイルしようかと思うところだが、もう一度やってみよう。
 so.1 を so.2 にシンボリックリンクする。

  この状態で、ccxを再度実行してみると

  動いた!!
  OpenSuse10.3でも同じ方法で動かすことができた。ただし、2.11より前のバージョンでは効果なし。
  次に並列計算を設定(WIndowsと同じ環境変数)して試してみた。

  OMP_NUM_THREADS=8 指定なので、大体効いているが、肝心な箇所で効いていない。
  オレンジの箇所は並列効果希薄と推測され、全体としての並列効果ほぼなし。原因不明。
 

 

 

24コアマシンでのANSOL並列計算性能テスト – 訂正版

2017 年 2 月 7 日 火曜日

昨年5月24日に公開した、ANSOL T3D並列性能測定の訂正版です。
テストデータは、前回と同じく
    ANSOL ExampleData  WindTurbineGearBox\RollerBearingModel
を使っています。

訂正箇所は
① T3D 実行時の状態
    T3D を実行すると、Calyxtmp というフォルダが作成されます。
 1回目の実行は、スクラッチからの計算開始となりますが、2回目以降このフォルダから
 利用可能なデータは再利用されるため、計算時間がかなり短縮されるようです。
 今回は、実行毎に Calyxtmpを削除してから実行しました。
 この処理の追加により、実行コマンドは以下のようになります。

・Windows  –  ansolt3d.batファイル

   rd /Q /S calyxtmp  : 追加した行
   @echo off
   set INSTALL=D:\ansol\Transmission3Dx64
   echo start  %date% %time%
   %INSTALL%\multyx   %INSTALL%\Transmission3Dcr.sdf
   echo finish %date% %time%

・Linux64 – ansolt3dファイル

 /bin/rm -r calyxtmp  : 追加した行
   date
   multyx Transmission3Dcr.sdf
   date

Linux 機での測定結果追加

測定結果