LSDYNA 入力データの暗号化 « ACS NEWS

LSDYNA 入力データの暗号化

2016 年 12 月 15 日 by yo yamgatta

LSDYNA R7.0から入力データを暗号化する機能が用意されている。
暗号化には、GnuPGを利用する。
GnuPGは、最近のLinuxなら標準で搭載されているらしいが、Windowsの場合は
GnuのサイトからWindows用バイナリ gpg4win-バージョン.exe の入手、インストールが
必要となる。

https://www.gpg4win.org/

インストールが完了したら、以下の準備作業を行う。

% lsdyna.exe pgpkey

実行した場所に lstc_pgkey.asc というLSDYNA入力ファイル暗号化キーファイルが作成される。

<ファイルの内容の一部>

lstc_pgkey

LSDYNA暗号化キーファイルの登録 : gpg2 –import lstc_pgkey.asc

import-key

これは、一度行えば次回からは必要ない。

LSDYNA入力データの暗号化 :
gpg2 -e -a –rfc2440 –textmode –cipher-algo AES –compress-algo 0 -r 0x65AEC0AE input

encryp_input

INPUTは、LSDYNA入力ファイル。test.key なら、test.key.asc というファイルが作成される。

test.key.ascをエディタで開いてみる。

test_key_asc_edit

LSDYNAの実行: i=入力データの箇所に、.ascファイルを指定する。

% lsdyna i=test.key.asc   他オプション……

注意) INCLUDE
INCLUDEを含む入力データには使用できない。INCLUDEされるファイルには使用可能。

例) *INCLUDE
       test.inc.asc

 

コメントをどうぞ

*