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LSDYNA 971 R6.0 の状況

2012 年 2 月 9 日 by yo yamgatta

LSTC社FTPサイトから、実行モジュールをひと通りダウンロードして、
眺めてみます。
R6.0では、Win用インストーラ付き版はありません。
R5.1.1の環境に、実行モジュールを置いて使って!という意図でしょう。

<マニュアル>
正式版は未だのようです。・・・(何で!!!)
DRAFT_keyword&Materials_06.Feb2012.pdf が最新です。
正式版ではないので、各ページ背景が ”DRAFT” の文字が入っています。

<Windows SMP版>
ls971_*_R6.0.0_win32.zip : Win32bit版 (*は、d:倍精度 または s:短精度、
以下同様)
ls971_*_R6.0.0_winx64.zip : Win64bit版

64bit版は、問題なく動いています。
(が、2日前にモジュールが更新された。理由不明)

<Linux64bit SMP版>
・32bit版も公開されていますが、問い合わせが少ないので弊社サイトには
アップ しません。
・Intel IA64版も同じくアップしません。必要な方は連絡ください。

ls971_*_R6.0.0_amd64_redhat46.gz : Linux64 RedHat4.6相当以上
ls971_*_R6.0.0_amd64_suse11.gz : Linux64 Suse11相当以上
amd64版は、PGI社のコンパイラで作られているようです。

私のLinux環境は AMD+Suse11\なので、このモジュールを試しています。

ls971_*_R6.0.0_intel64_redhat47 & 56.gz
Intel64版は、Intelコンパイラによりコンパイルされています。

<Windows64bit MPP版>
・32bit版(mpich125のみ)も公開されていますが、問い合わせが少ないので
 弊社サイトにはアップしません。

mpp971_*_R6.0.0_winx64_<MPI>.zip

MPIとして、
anlmpi : MPICH2
hpmpi : HP-MPI
impi : Intel MPI
msmpi : MS-MPI
pmpi : Platform_MPI
がリリースされています。

以前、R4.2 & R5.1で、HPMPI、MPICH2を試した結果、

・単一ノード内複数コア使用はOK
・しかし、複数ノードを使うと極端に遅くなる

というトラブルに見舞われ、LSTC社にも相談してみたが原因不明。

イシェン氏来日時に見てもらったが、分からず。
彼が言うには 「風水じゃないの?
で半分あきらめていたので、今回は別なMPIを試すことにしました。

で、「PlatformMPI」とは???
LSTC社サイト内には全く情報がないので、自分で調べた結果

”LSF等で有名なPlatform Computing社 が HP-MPI を買収”
までは分かりました。しかし、Platform Computingのホームページでは
                  最新版 Platform MPI 7
です。LSTCサイトにアップされているのは、Ver.8 です????。
わからない、、、が、Linux版も各種 rpmがあるので、これを試してみます。
結果は、次のリポートで報告するつもりです。

<Linux64bit MPP版>
Linux版は、IntelとAMDで分かれます。が、Intel64用だけでもMPIの種類は

platformmpi, platform_hybrid, intelmpi, intelmpi_hybrid, mpich126, openmpi151,
これに、sharelibの組み合わせがあります。

AMD版でもほぼ同様ですが、hybrid版は、platform mpi だけのようです。
そういう訳で、こちらも Platform MPIを試そうと思っています。

MPP版の設定は、実行モジュールを持ってきて、「ポン!」と実行する訳には
いかないので、結構労力使いますね。

Win64版の次にリポートします。


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